Web制作者のためのNVDA入門 (2015)はこちら
アクセシビリティ検証ツールとしてのNVDA入門 (2017)
NVDA日本語版 Developer Edition
2017年11月11日 Japan Accessibility Conference(JAC) に向けて、アクセシビリティ検証ツールとして導入しやすいパッケージ(ポータブル版環境)を作りました。
ダウンロード
概要
- この zip ファイルを展開します。展開する場所は「デスクトップ」「ドキュメント」など、どこでもかまいません。
- 起動するには nvdajp フォルダの nvda.exe を実行します。このファイルのショートカットをデスクトップなどに作るとよいでしょう。その他のファイルは削除・変更しないでください。
- Insert キーと Esc キーが NVDA 制御キーとして使用できます。Esc キーを本来の目的で使いたい場合は Esc をすばやく続けて2回押します。
- 終了するには Insert または Esc キーを押しながら Q を押して、終了ダイアログで OK を押します。
もうすこし詳しく
- 対応する環境は Windows 7 SP1 以降、または Windows Server 2008 R2 SP1 以降です。
- NVDA 日本語ベータ版 171107w ポータブル版を zip アーカイブしています。
- focusHighlight 5.0-dev-171105 を組み込んでおり、マルチモニタ、Per-Monitor DPI 環境に対応しています。
- Esc キーの設定は「ようこそ画面」と NVDA メニュー「設定」「日本語設定」にあります。
- その他に、
- 無変換を NVDA 制御キーとして使用しない、
- スピーチビューアーをデフォルトで有効にする、
- JTalk のデフォルトの音量を下げる、
- 起動や終了の効果音を無効にする、
- マウスカーソル位置の読み上げを無効にする、
- キーボード配列を「デスクトップ」から「ラップトップ」にする、
などの設定変更を行っています。
- NVDA 日本語版は NV Access によるリリースではありません。
- 不具合のご報告は GitHub Issues (NVDAJP) をご利用ください。
- リリース版、ユーザーガイド、メーリングリストなどの情報は NVDA日本語版 ダウンロードと説明 を参照してください。
更新とインストール
- この NVDA は「NVDA日本語ベータ版」として公開されているものと同じです。更新が見つかると通知が行われます。
- ポータブル版で「更新」を実行すると、新しいバージョンのインストーラーがダウンロードされますが、インストーラーは自動的には実行されません。
- インストーラーを実行して「ポータブル版を作成」を選択し、作成する場所として最初に展開した場所の nvdajp フォルダを選ぶと、上書きで更新が行われます。
- NVDA メニュー「ツール」から「NVDAのインストール」を実行して、インストールされた環境に移行することもできます。その場合にアドオンや設定を引き継ぐこともできます。インストールすると NVDA はログオン画面でも使用できるようになりますが、不要であれば後から無効にできます。
- 本記事のポータブル版 NVDA とは別に、他のバージョン・安定版・本家版の NVDA をダウンロードして、別の場所にポータブル版を作成したり、PCにインストールしたりして、使い分けることもできます。ただし、同時に複数のバージョンの NVDA をインストールすることはできません。
スライド
- NVDAの説明
- 本ページのツールの使い方
- VirtualBox に Windows 評価版を導入する手順
更新履歴
- 2017年11月8日 記事作成
- 2017年11月9日 更新とインストールについて補足
- 2017年11月14日 スライドを追加
(以上)